京ポン特集

※2004.5.31…リニューアル後のodoru.orgのスクリーンショット追加

昌さんが京ポン(AirH"Phoneがエアーエッジホン→味ポンと呼ばれるので、京セラの味ポンで京ポン)を買って当サイトのスクリーンショットを撮ってくれましたので公開します。

【参考リンク】
AH-K3001V(DDi POCKET)
AH-K3001Vレヴュー(ケータイWatch)
AH-K3001V(DIGITAL-MONO)
京ポン用便利ツール集


昌さんからのメール

例の新機種を早速入手しましてこの土日はいじりまくってたんですが、ファンサイトの見え具合もいろいろ確認しましたので参考に画像をお送りします。

閲覧モードが3種類で、フォントサイズも選択できるので画面のスクロールなどはさすがに手間がかかりますが、携帯の画面ながらも、工夫して使えば充分使えそうです。
画像にはありませんが、iモード用サイトも問題なく見れました。

今ちょうどサイトのリニューアルを苦心してらっしゃるんですね。
また変更後の閲覧画面も確認させて頂こうと思いますので、もし画像を希望されたい時は、いつでもおっしゃってください。

自分が端末の色に白を選んだからこう見えるのかもしれませんが、端末の外観やパッケージは、iPodやeMacなんかのMac製品を明らかに意識してるデザインっぽくて笑いました。


かずより
早速ですが、リニューアル後のスクリーンショットも是非希望しますです。


画像は別ページにしました。
スクリーンショット(odoru.org)
スクリーンショット(tanpo2.net)
スクリーンショット(新odoru.org)(追加)
本体の写真


なんというか、ホントにフツーに見られるんですね。
今のうちのトップは激重ですが、通信料定額なら安心だね!

QVGAうらやましいー!


再び昌さんからのメール

『今のうちのトップは激重ですが、通信料定額なら安心だね!』っておっしゃっておられたので、一応参考までにですがOpera起動からサイト表示完了までの時間を調べてみました。

・ファンサイトトップページの場合
   0秒:Opera起動開始
05〜10秒:Opera起動完了・サイト読み込み開始
  15秒:基本テキスト表示完了(スクロール等の操作可能)
  45秒:画像データも含め100%トップページ読み込み完了

・たんぽぽ.ねっとトップページの場合
15秒までのテキスト表示時間の過程はほぼ同じで、画像データも含め100%の表示に必要な時間は120秒弱でした。
ちょうど2分程度ですね。

数字だけ聞くと重い印象があるかもですが、起動してすぐに動作できるため、実際の体感速度はそう悪くありません。
むしろ「あ、この程度待つだけで大丈夫なんだ」って印象です。
ちょっと前まで使ってたテレホーダイ環境とそこまで変わらず、あれより2〜3割遅い程度でしょうか。


このメールと一緒にtanpo2.netの写真も送って頂いたのですが、JavaScriptもしっかり動いてますね。
全表示に二分もかかったのはJavaScriptも原因かもしれません。

速いに越したことはないのでしょうが、携帯端末でPCサイトがほぼそのまま見られるというのは便利ですね。


そして昌さんの長文レヴュー(よそのサイト用に書かれたもの)

・購入日時
 2004年5月14日(配送のため到着は5月15日午前)

・購入価格
 4800円(機種変更。新規の場合は4300円説と2800円説あり。)
 配送料金はお店が負担してくれました。

・購入店舗
 広島県内の某エッジプラザ


・長所

■Opera対応によるWEBブラウジング
この端末の最大のウリとは言え、やっぱり文句無しに楽しいです。
いつでもどこでも手軽にネットができるっていうのは
インパクト大きいものですね。

■美しいQVGA液晶
Opera搭載ということで、やはり必須の点だったのかもしれませんが
限られた予算の中でよくぞQVGAを採用してくれたと、
京セラに拍手を送りたいと思います。
カメラ性能を取るより、これで間違いありません。大正解です。
>携帯に比べてコストに厳しいPHSでは、
>何でも高機能な部品を使えばいいというわけではない。
>例えば「QVGA液晶にするか、カメラを31万画素にするかは
>最後まで議論があった」(大森氏)と言う。
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0405/14/news033.html

■端末本体のシンプルなデザイン・薄型サイズ・軽重量
もともとOperaやQVGAといったスペックがはっきり決まっていない頃に
端末の概要だけ発表された数年前から、機能には関係なく
この無骨でシンプルなデザインには心を奪われていました。
実際に端末を持ってみると、バランスの良い薄さと軽さにも驚かされました。
ラジオ付きのau端末A5503SAはこれ以上に薄いのですが
AH-K3001Vは絶妙で程良いサイズといった感じですね。

■音声通話時・メール送受信時の良好なアンテナ感度
■通話時のクリアな音質
これは未だに携帯ユーザーに誤解がある点ですが、携帯に比べ
都市部なら明らかに電波の入りは良好ですし、通話音質もクリアです。
電車や車に乗ってる高速移動中でも、電波はしっかり入ります。
(さすがに新幹線レベルは難しいようですが)
まだそれほど使い込んだわけではありませんが
変更前の機種に比べると、いくぶんさらに良好になってると思われます。
部屋の中でも、前機種が中間レベルだったのに対し
AH-K3001Vはほぼアンテナ5本表示です。

■背面スピーカー・32和音MIDI音源の美しい音質
もっともこれは、今まで自分が使っていたPHS端末との比較なので
最近の最新型携帯と比べてどうかはわかりません。
ただ少なくとも、最大音量にしてもスピーカーがほとんど音割れせず
リズムも含めてメリハリの効いた音を発してると感じました。大満足。

■デフォルトでUSBケーブル・パソコン接続用CD-ROM付属
このふたつが付属することで、できることは大きく分けてこの3つ。
1:パソコン用の回線モデムとして使用できる
2:電話帳・HPアドレス・画像データ・MIDIデータ等の直接相互補完
3:パソコンに繋いだUSBケーブルからの充電が可能
下記の短所項目で詳しく述べますが、
結果的に、データの相互補完という点では、
AH-K3001Vはパソコンと繋いでこそ初めて真価を発揮する機種と言えます。

■購入価格の安さ
携帯の機種変更と異なるのがこの価格面です。
自分は機種変更価格4800円なので、特に安く購入できた方ですが
相場である8000〜10000円でも、これだけの機能が搭載された
発売されたての新機種としては、充分格安だと思います。


・短所(改善要望点)

■バッテリー保ちの悪さ
前評判からある程度覚悟はしていた点ですが
さすがに電池の保ちが良いとは言えないでしょう。
使い方によっては、バックライトの明るさを最小にするなどの対処が必要。
AH-K3001Vは、Operaを動かすために
日立製のSH-MobileというアプリCPUを搭載しているのですが
(N505i・N505iS・A5403CA・A5305K・A5303H・W11H等にも搭載)
Opera起動中は、これがエンジン全開でフル稼動してる状態らしいので
充電器に置いた状態で長時間WEBブラウジングしてたりすると
本体が笑えるくらい熱くなります。冬場はカイロ代わりになりそう(笑)
これは今のところ異常というより、どの端末でも起こっていることなので
一応仕様ということになるんでしょうが…そのうち不具合認定されたりして。

■メモリ(データ記憶容量)の少なさ
■もっさり気味なキーレス動作
■ドライバMac非対応
この3点は関連付けて述べさせて頂きます。
多くの方の感想でも指摘されている通り、
メモリの少なさは確かにキツい部分かもしれません。
送信/受信メール・待ち受け画像・MIDIデータなど全部合わせて
1.5MBで対応しろっつーのは正直しんどい話です。
QVGAサイズ(240×320ピクセル)のjpg画像やMIDIデータを
ひとつあたりの平均を20k前後とすると
大体70〜80個のデータでいっぱいになっちゃう計算になります。
ただ、ここからは自分の考えなのですが
京セラ端末の技術傾向として、メモリのデータ容量が大きくなるほど
本体の処理動作が正比例してもっさりしてしまう部分があります。
たぶん開発陣も、メモリ容量については充分考慮していたのでしょうが
ただでさえOpera搭載で約3MBのメモリを使用しなければならず
すでにもっさりギリギリの動作状態でいっぱいいっぱいのところ
これ以上記憶容量を大きくしてしまうと、使い物にならなくなったのでしょう。
それで本体搭載のメモリは、なんとか正常動作する1.5MBまでに抑え、
苦肉の策として、USBケーブルとCD-ROMをデフォルトで付属することで
あえてパソコンの記憶容量に頼る使い方を念頭に置いたのではないでしょうか。
つまりAH-K3001Vは、データの相互補完という点では、
パソコンと繋いでこそ初めて真価を発揮する機種と言えます。
自分Macだから使えないんですけどねあははははははははは_| ̄|○
ワガママなことは承知ですが、Dポケ&京セラさん何とぞMac用ドライバを。

■階層が複雑で深く、操作性が洗練されていない
これは機能の多様性からやむを得ない部分もありますが、
それを考慮しても、ワンクッション多くてストレスたまる場面が多いです。
特にメール作成時の変換作業や文字入力モードの切り替えは
いちいち切り替え画面を呼び出して変更しなくてはならず、かなり面倒臭い。
方向キーを普通にうまく活用して変換できる操作性を
もう少し考えて欲しかったところです。

■デフォルト32kの通信速度
■もっさり気味なキーレス動作(参考のため再出)
短所の項目に挙げましたが、実は個人的には今のところ
通信速度はそこまで遅いと感じませんでした。
テキストそのものの表示はけっこう速いし、
その時点でスクロール等の操作はできますので
むしろよく頑張ってる点だと思います。
これは本体そのもののキーレス動作も同様で、
お世辞にも速いとは言えないにしろ
前評判ほどの不便さは感じませんでした。
0コンマ単位のタイムラグならば許容範囲です。

■11万画素CMOSカメラの性能・画質
これはQVGA液晶の項目で触れた通り、
液晶と引き換えにコストダウンを図った部分なので仕方ありませんが
画素数はともかく、画質をもう少しだけ性能向上させて欲しかった。
CMOSならではの縦縞/画素抜けや、不具合発生の頻度が多すぎです。
今のところ自分の端末には不具合は発生していないので胸をなでおろしてますが。

■イヤホンマイクで着信音・MIDIデータが聴けない
イヤホンマイクに対応しているのは通話音声とキー操作音だけで
せっかくの美しい32和音MIDIデータがイヤホンで聴けないのは痛すぎ。
夜中や電車の中などでも、気軽に音楽を楽しめる環境が欲しかった。
これまでの機種では、この点はほぼ対応していたように思います。
いくら仕様とはいえ、これはなんとか改善してほしい点です。

■通常待ち受け状態でのサブディスプレイLED色設定が不可
通話中・発信中・未読/不在お知らせ・アラーム鳴動中・Opera起動中
の5項目は、全27色からLED色を選択できるものの
通常待ち受け状態では、白に近い薄い紫(?)1色での発光しかできません。
例えば普通に持ち歩いている折り畳んだ状態で、パッと時間を見たい時に
サイドキーを押すことで好きな色に光らせるような設定がないのです。
こういう設定はひそかな楽しみだったので残念。
好きな時に鮮やかな青とかで光らせたい〜!


・まとめ

総合評価:80点

万人にオススメできる端末というわけではありません。
通話プランの問題もあるので、たくさん通話を使う方には
無料通話分のないDDIポケットの使い放題プランは向きませんし、
わざわざ無理して携帯から乗り換える必要はありません。

しかし、パケット/メールの使用頻度が高く
WEBブラウジングに興味を感じる方なら文句ナシに買い。
auのWINやドコモのFOMAパケット定額を使うのもいいですが、
auのA5000シリーズ端末やドコモ505iS・506iシリーズといった
スタンダードモデルの携帯を通話メインとして使い
AH-K3001Vをメール・ネット用として併用する使い方もアリ。


縛りがなければ、長めの出張がある時など買ってみたい感じです。



とりあえずここまで
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